どのような属性の投資家が仮想通貨投資を行った方が良いのか 【仮想通貨】

どのような属性の投資家が仮想通貨投資を行った方が良いのか 【仮想通貨】

2018-04-06

Q33 どのような属性の投資家が仮想通貨投資を行った方が良いのでしょうか。

A33 取り引きの記録や送受信記録をこまめに整理できる几帳面さが必要

属性というほどのことではないと思いますが、几帳面な方が行うのが良いでしょう。
税務面で、取り引き記録をこまめに作成できない方は仮想通貨取り引きには向いていないといえます。

たとえば納税に際して、各取引所での取り引き記録をダウンロードし、統一した形式で整理をしないと税理士も税額を算定できません。
その他、仮想通貨を保管してウォレットの送受信記録なども同様に記録として整理しておく必要があります。

各取引所での取り引き記録の保管と整理
上述のとおり、細かい記録の管理が必要です。

ウォレットの送受信記録の保管と整理
これは取引所の記録の整理に使用しているフォーマットを使用すれば良いでしょう。

Depositの場合の記録例
日本円換算額の算定
所得税の確定申告は、日本円で計算しなければなりません。
ビットコインやイーサリアムを含め、日本円と仮想通貨の取り引きを行った場合には、取引所の国内外を問わず、きちんと記録を残しておく必要があります。

日本円以外の法定通貨や仮想通貨での売買(仮想通貨同士の交換)を行った場合、取引所以外の支払いや受取などの円換算レートについては、同一日における自分が主として使用している取引所の対円での交換レートを記録します。

というとかなり煩雑に思われるかもしれませんが、仮想通貨同士の交換においては、ビットコインやイーサリアムが片側の通貨(Bidであっても、Askであってもそうです)になることがほとんどです。
従って、まずはビットコインとイーサリアムの価格の記録を年間通して保持することとします。
次に、主たる取引所として使用している取引所における、ビットコインやイーサリアムの開始価格、最高価格、最低価格、終値などを毎日記録し、その取引所を継続して使用することを条件とし、自らの取り引きに適切と思われる値を選べばよいものと思います。

仮想通貨の期末残高数量
これは各取引所やウォレットごとに作成します。

同様に、同じビットコインであっても、取引所、ウォレットごとに残高を記録し、確定します。取り引き履歴も同様です。

領収書の保管
必要経費に計上する金額について、領収書、請求書、納品書、振り込み明細などをすべて保管・整理しておきます。
具体的には、仮想通貨のミートアップに参加する際の交通費や会費、ハードウェアウォレットの購入代金、取り引き用パソコンの購入代金、その他仮想通貨での利益を得るための経費は、雑所得の損益計算に含めることができます。

なお、ビットコインなどで物品等を購入した場合には、必ず購入した物品の領収書を保管しておいてください。
ウォレットからの送金が何に使われたのかを明らかにする必要があります
(しかし実際には、領収書等の発行がなされないものも多いので、メールでのやりとり、画像での保管などを含め、取り引きの存在が証明できるように可能な限り努めるべきでしょう)。

 

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